Nature ハイライト

炎症:サイトカイン放出阻害剤が結合したNLRP3の構造

Nature 604, 7904

今回M Geyerたちは、自然免疫センサーであるNLRP3の休止状態とサイトカイン放出阻害剤CRID3が結合した状態のクライオ電子顕微鏡構造を報告している。NLRP3は、背中合わせになっているNLPR3ホモ二量体5つから組み立てられた十量体であることが明らかになり、CRID3の結合部位が決定された。これらの結果によって、NLRP3特異的な薬剤最適化が可能になりそうだ。

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