Nature ハイライト

コロナウイルス:SARS-CoV-2 mRNAワクチンはロバストな胚中心B細胞応答を誘導する

Nature 596, 7870

胚中心はリンパ系の構造で、そこではB細胞が感染やワクチン接種に応答して親和性に基づく選択を受け、記憶B細胞と長寿命の形質細胞へと分化し、これらが防御抗体レベルを維持する。今回A EllebedyとJTurnerたちは、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対するmRNAワクチンであるBNT162b2ワクチンの接種を2回受けた32人のコホートにおいて、初回接種から7週間にわたって長期的な胚中心B細胞応答と形質芽細胞応答を調べた。SARS-CoV-2 mRNAワクチンは、ロバストで持続的な胚中心B細胞応答を誘導し、これは持続的な高親和性の体液性免疫に不可欠であることが明らかになった。

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