Perspective

ゲノミクス:ENCODE計画の全体像と展望

Nature 583, 7818 doi: 10.1038/s41586-020-2449-8

ENCODE(Encyclopedia of DNA Elements;DNAエレメントの百科事典)計画は、ヒトゲノムの機能エレメントについての包括的なマップを作製することを長期目標として2003年に開始された。こうした機能エレメントには、遺伝子、遺伝子調節に関連する生化学的領域(転写因子結合部位、オープンクロマチン、ヒストン標識など)、転写産物アイソフォームが含まれる。ヒストン標識は、遺伝子発現の調節で機能的役割を果たす可能性のある、候補シス調節エレメント(cCRE)の部位として機能する。この計画はその後、マウスを中心としてモデル生物にも広げられた。今回ENCODE計画の第三段階として、ヒトでは100万近く、マウスでは30万以上のcCREアノテーションが行われ、科学コミュニティーに貴重な情報資源がもたらされた。

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