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幹細胞:直接再プログラム化における細胞系譜とアイデンティティーの単一細胞マッピング

Nature 564, 7735 doi: 10.1038/s41586-018-0744-4

細胞系譜の直接的な再プログラム化には、細胞のアイデンティティーの変換が伴う。単一細胞技術は、細胞系譜の変換において生じる大きな不均一性の解析に役立つ。しかし、細胞系譜の関係性は通常、細胞を処理する過程で失われるために、細胞の軌跡を再構築することが難しくなっている。今回我々は、クローンの履歴と細胞のアイデンティティーを並行して捕捉できる「CellTagging」という細胞の組み合わせ索引作成法について報告する。この方法では、連続的に細胞に標識付けを行うことで多数のレベルで細胞系譜の系統樹を構築できる。CellTagging法により、繊維芽細胞の誘導内胚葉前駆細胞への再プログラム化を長期的に追跡したところ、2つの軌跡が明らかになった。1つは細胞の再プログラム化の成功につながり、もう1つは「行き止まり」状態につながった。これらの経路は細胞系譜変換の最初期段階で決定されていた。再プログラム化が成功する軌跡には、メチルトランスフェラーゼと推定されているMettl7a1の発現が関連することが分かった。再プログラム化カクテルにMettl7a1を加えると、誘導内胚葉前駆細胞の数が増加した。これらの結果を総合すると、直接的な再プログラム化の動態を明らかにする上で、我々の細胞系譜追跡法が有用であることが実証された。

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