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気候変動生態学:気候変動に対するアンデス山脈の森林の広範だが不均一な応答

Nature 564, 7735 doi: 10.1038/s41586-018-0715-9

地球温暖化によって多くの生物種が分布域の高地への移動を余儀なくされており、その結果、特定の場所に見られる種組成が変化している。この予測は、熱帯の高木に関してはほとんど検証されていない。今回我々は、アンデス山脈の森林の、33.5度を超す緯度幅(南緯26.8度~北緯7.1度)および3000 mの標高幅(海抜360~3360 m)にわたって広がる200近い区画から得られたインベントリーデータベースを用いて、熱帯および亜熱帯の高木群落が、より標高が低くてより温暖な地域に由来する種の相対的数度がより高くなる方向へ組成を変化させていることを明らかにする。こうした「好熱化(thermophilization)」現象はアンデス山脈全域に見られるものの、組成変化の速度は全ての標高で一様なわけではない。観測された好熱化速度の不均一性は、おそらく温暖化の速度が異なることや、エコトーン(森林限界や雲霧林下限などの、異なる生息地タイプの間の移行帯)に特化した高木群落が存在していることに起因すると考えられる。組成変化の方向と速度を決定付ける要因を理解することで、気候変動の熱帯林への影響の予測が改善できるとともに、そうした影響の緩和も可能になると考えられる。

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