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神経科学:運動皮質から下降する2つの経路と運動でのそれぞれの役割
Nature 563, 7729 doi: 10.1038/s41586-018-0642-9
運動皮質の活動は、実際に運動が開始される数秒前から運動を予測する。この運動準備活動は、第5層の下降性錐体路ニューロンなど、皮質のさまざまな層をまたいで観察される。重要な疑問の1つは、準備活動が運動を起こさぬままどのように維持され、最終的に運動司令に変換されて適切な運動を引き起こすのか、というものである。今回我々は、単一細胞転写プロファイリングと軸索再構成法によって、錐体路ニューロンに2つのタイプがあることを明らかにする。両タイプは共に、大脳基底核と脳幹の複数の標的に投射していた。1つは、運動皮質に反回結合する視床領域に投射しており、それらのニューロン集団は早期準備活動を作り出し、それを運動の開始まで維持した。もう1つは、延髄の運動中枢に投射して後期準備活動と運動司令を作り出した。これらの結果は、2タイプある運動皮質の出力ニューロンが、運動制御にそれぞれ特定の役割を持つことを示している。

