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遺伝学:8342のモザイク型染色体変化から得られたクローン性造血についての手掛かり
Nature 559, 7714 doi: 10.1038/s41586-018-0321-x
健康な人でクローン進化を方向付ける選択圧についてはほとんど分かっていない。本論文では、相を基盤とする計算手法を用いて、UKバイオバンクへの参加者15万1202人の血液由来DNAで我々が明らかにした50 kb~249 Mb長の8342のモザイク型染色体変化について調べた(推定される偽発見率は6~9%)。その結果、6座位で欠失の獲得やヘテロ接合性の消失に遺伝性バリアントがシスに強く関連していることが分かった。我々は、そのうちの3座位(MPL、TM2D3–TARSL2、FRA10B)について、高い浸透度(5~50%)で働く、原因と考えられるバリアントを突き止めた。1つの座位の遺伝性対立遺伝子は体細胞変異の確率に影響を及ぼし、他の3つの座位の遺伝性対立遺伝子は正あるいは負のクローン選択の対象となるようであった。いくつかの特定のモザイク型染色体変化はその後の血液の悪性腫瘍発生と強く関連していた。我々の結果から、ヒトの健康にさまざまな影響を及ぼすクローン性増殖に向かう多数の道が明らかになった。

