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進化学:脊椎動物のRNAウイルスの進化史

Nature 556, 7700 doi: 10.1038/s41586-018-0012-7

脊椎動物のRNAウイルスの多様性や進化についての我々の理解は、哺乳類や鳥類の宿主で見つかり、顕在的な疾患に関連するRNAウイルスにおおむね限られている。今回我々は、大規模なメタトランスクリプトミクスの手法を用い、爬虫類、両生類、ハイギョ、条鰭類の魚、軟骨魚類の魚、無顎類の魚で214の脊椎動物関連ウイルスを発見したことを報告する。この新たに発見されたウイルスは、インフルエンザウイルス、アレナウイルス科(Arenaviridae)、フィロウイルス科(Filoviridae)などのヒト病原体を含む、脊椎動物への感染に関連するRNAウイルスの全ての科あるいは属に見られ、また、それらの宿主の系統発生史を大まかに反映した分岐順であった。我々は、脊椎動物のRNAウイルスのほとんどのグループについて長い進化史を確立し、さらに、進化のタイムスケールを年代が定められたオルソロガスな内在性ウイルスエレメントを用いて評価することで、これを裏付けた。また、脊椎動物に特異的な新しいRNAウイルスやゲノム構造を明らかにし、媒介動物により伝播するRNAウイルスの進化も再評価した。まとめると今回の研究は、脊椎動物の全進化史を網羅するウイルスと宿主のさまざまな関連を明らかにしている。

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