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構造生物学:αクロトーは非酵素分子としてFGF23ホルモンシグナル伝達の足場となる

Nature 553, 7689 doi: 10.1038/nature25451

老化抑制因子αクロトーは繊維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)に結合し、これによってFGFRは、無機イオンおよびビタミンDの恒常性調節における主要なホルモンであるFGF23に応答するよう拘束される。しかし、この補助受容体の役割と作用機構は分かっていない。今回我々は、αクロトーの切断された細胞外ドメイン、FGFR1cのリガンド結合ドメイン、およびFGF23で構成された1:1:1の三重複合体の原子構造を示す。この複合体において、αクロトーは、そのD3ドメインによってFGFR1cを、C末端尾部によってFGF23を同時に繋留しており、そうすることでFGF23とFGFR1cを近接させ、この複合体を安定にしている。この安定化された三重複合体の二量体化および受容体の活性化は、依然として、パラクリンFGFシグナル伝達の必須な補因子であるヘパラン硫酸の結合に依存的であった。得られたαクロトーの構造は、この因子が有するとされるグリコシダーゼ活性とは両立しない。従って、切断されたαクロトーは、必要に応じて非酵素的な足場タンパク質として機能し、FGF23シグナル伝達を促進している。

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