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気候科学:火山噴火に起因するエアロゾルと雲の相互作用に関する強い制約条件
Nature 546, 7659 doi: 10.1038/nature22974
エアロゾルは、特に雲との相互作用を通して、気候に大きな影響を及ぼす可能性があるが、この影響の規模は極めて不確かである。大規模な火山噴火によって二酸化硫黄が生成され、この二酸化硫黄からエアロゾルが生成されるので、こうした噴火は、エアロゾルと雲の相互作用を定量的に調べる自然実験となる。本論文では、アイスランドのホルフロインにおける2014~2015年の大規模な割れ目噴火では、予想と一致して液体の雲粒のサイズが小さくなったが、他の雲特性への影響は認められなかったことを示す。雲粒のサイズが小さくなったため、2014年9~10月に雲が増白し、全球平均の放射強制力が約0.2 W m−2低下した。しかし、雲量や鉛直積算雲水量の変化は、検出できなかった。これは、こうした間接的な影響や、雲系が概して、エアロゾルの変化から十分に保護されていることを示している。今回の結果から、過度な鉛直積算雲水量の応答を伴う気候モデルの結果を排除できるようになったため、将来の気候予測における不確かさが減ると思われる。

