Review

素粒子物理学:B中間子崩壊におけるレプトン普遍性に対する異議

Nature 546, 7657 doi: 10.1038/nature22346

素粒子物理学の標準模型の主な仮定の1つは、荷電レプトン、すなわち電子、ミュー粒子、タウ粒子の相互作用の違いはそれらの質量の違いだけによる、というものである。電子が関与する過程とミュー粒子が関与する過程を比較した精密検証では、この仮定の明確な破れは明らかになっていないが、より質量の重いタウレプトンが関与するB中間子崩壊に関する最近の研究では、4標準偏差レベルでレプトン普遍性に異を唱える観測結果が得られている。こうした結果が裏付けられれば、新しい粒子や相互作用の存在が指摘されることになり、素粒子物理学の理解に重大な影響を与える可能性がある。

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