Review
素粒子物理学:標準模型を作って壊すフレーバー変換中性カレント
Nature 546, 7657 doi: 10.1038/nature21721
素粒子物理学の標準模型は、素粒子とその相互作用をこれまでで最もうまく記述したものであるが、不完全であることが知られており、まだ発見されていない素粒子や相互作用が存在している可能性がある。新しい素粒子を探索する最も強力な手段の1つは、クォークが電荷を変えずにフレーバーを変える「フレーバー変換中性カレント崩壊」と呼ばれる過程を調べることである。ビューティークォークからストレンジクォークへの崩壊は、そうした遷移の一例である。今回我々は、こうした崩壊の興味深い異常について概説する。こうした異常からは、標準模型の欠陥と見られるものが明らかになっており、新しい現象の存在が示唆されている。

