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免疫学:クロマチンの状態は腫瘍特異的T細胞の機能不全と再プログラム化を規定する

Nature 545, 7655 doi: 10.1038/nature22367

固形腫瘍において腫瘍特異的CD8 T細胞は機能不全に陥っており、これによって腫瘍のプログレッションが可能になる。T細胞機能不全や治療用再プログラム化能力(例えば免疫チェックポイント阻害に対して)のエピジェネティックな調節については、よく分かっていない。今回我々は、マウスの腫瘍内T細胞が2つの異なるクロマチン状態、すなわちT細胞が復帰し得る可塑的な機能不全状態と、細胞が再プログラム化に抵抗性を示すようになった確定的な機能不全状態を経て分化することを示す。我々は、マウスの腫瘍由来の不均一なT細胞集団内で、再プログラム化不可能なPD1hi機能不全T細胞から再プログラム化可能なものを区別するそれぞれのクロマチン状態に関連した細胞表面マーカーを見いだした。これらの細胞表面マーカーは、ヒトPD1hi腫瘍浸潤CD8 T細胞上にも発現していた。T細胞機能不全の根底にある重要な転写因子とエピジェネティックプログラム、および治療の再プログラム化能を予測する細胞表面マーカーを明らかにした我々の研究は、がん免疫療法にとって重要な意味を持つ。

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