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医学研究:ctDNAの系統発生解析が明らかにする肺がん進化の初期段階

Nature 545, 7655 doi: 10.1038/nature22364

非小細胞肺がんの初回手術後の再発を早期に見つけ、新たに生じた、転移巣の元となるサブクローンの性質を明らかにすることは、腫瘍の再発を抑える新しい治療方法につながるかもしれない。循環腫瘍DNA(ctDNA)中で初期段階の肺がんの進化動態を非侵襲的に追跡できるかどうかは、まだ実証されていない。今回我々は、腫瘍特異的な系統発生解析手法を用いて、TRACERx[Tracking Non-Small-Cell Lung Cancer Evolution Through Therapy(Rx)]研究の最初の100人の参加者について、ctDNAをプロファイリングした。そのうちの1人は、PEACE(Posthumous Evaluation of Advanced Cancer Environment)死後研究にも参加している。我々は、ctDNA放出の独立した予測因子を複数発見し、腫瘍容積検出限界を解析した。また、術後血漿の盲検でのプロファイリングにより、アジュバント化学療法抵抗性の兆候を観察し、肺がんの再発が非常に起こりやすい患者を明らかにした。さらに、ctDNAの系統発生的プロファイリングにより、肺がんの再発や転移のサブクローン的性質を追跡できることを示し、ctDNAを利用した治療研究の新しい手法を提供する。

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