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発生生物学:m6A依存的な母性mRNAの除去が、ゼブラフィッシュの母性・胚性転移を促進する

Nature 542, 7642 doi: 10.1038/nature21355

母性・胚性転移(MZT)は、初期胚で起こる最も大規模で厳密に調節された過程の1つだが、脊椎動物のMZTの時間的パターンを形作る因子についてはあまりよく分かっていない。本研究で我々は、ゼブラフィッシュでは母性メッセンジャーRNA(mRNA)の3分の1以上がN6-メチルアデノシン(m6A)修飾を受けることがあり、これらの母性mRNAの除去がm6A結合タンパク質Ythdf2によって促進されることを明らかにする。ゼブラフィッシュ胚でYthdf2を除去すると、m6A修飾された母性mRNAの分解が減速され、胚性ゲノムの活性化が阻害された。これらの胚は、適切なタイミングでのMZTを開始させることができず、細胞周期が停止して、幼生期全体にわたり発生の遅延が続いた。我々の研究は、m6A依存的なRNAの分解が、ゼブラフィッシュのMZTにおける母性mRNAの除去を調節する、これまで不明だった母性駆動的な機構であることを明らかにするとともに、m6A mRNAメチル化がトランスクリプトームの切り替えおよび動物の発生において極めて重要な役割を担っていることを示している。

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