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ウイルス学:無脊椎動物のRNAウイルス圏を再定義する
Nature 540, 7634 doi: 10.1038/nature20167
RNAウイルスの多様性についての現在の知識は、培養可能なウイルスあるいは疾患を引き起こすウイルスを中心に得られたものであるため、偏った断片的なものになっている。今回我々は、9つの後生動物門にわたる220種を超す無脊椎動物種から試料を得てトランスクリプトームのプロファイリングを行い、1445種のRNAウイルスを発見したことを報告する。これらのRNAウイルスの一部は、新たに複数の科を構成するのに十分なほど分岐していた。今回発見されたウイルスによって、RNAウイルスの系統発生に存在したいくつもの大きな空白が埋められ、宿主乗り換えおよび共分岐の両方で特徴付けられる進化史が明らかになった。無脊椎動物のウイロームからはまた、高頻度の組換え、ウイルス間や宿主間、ウイルス–宿主間の遺伝子水平伝播、遺伝子の獲得や喪失、および複雑なゲノム再編成を含む、ゲノムの顕著な柔軟性も明らかになった。総合するとこれらのデータは、現在の分類体系で捉えられているよりも系統発生学的およびゲノム学的に多様であるRNAウイルス圏の概観を示すとともに、ウイルスの生態学や進化を研究するためのより堅固な基盤を提供している。

