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細胞微生物学:細菌のフォーカルアドヒージョン複合体での力伝達機構
Nature 539, 7630 doi: 10.1038/nature20121
さまざまな桿菌は、不思議なことに鞭毛や繊毛などの付属器がない場合は表面をすべるように動く。デルタプロテオバクテリアのMyxococcus xanthusでは、下にある表面と静止した接触点を形成するいわゆるフォーカルアドヒージョン部位(FAS)に、推定上のすべり運動装置(Agl–Glt複合体)が局在する。今回我々は、Agl–Glt装置に含まれる内膜モーター複合体が、細胞内で右巻きのらせん経路を移動し、装置がFASで静止すると、モーター複合体からの動力供給により細胞は自身の長軸のまわりを左巻きに回転運動することを示す。FASでの力伝達にはペリプラズムの相互作用プラットフォームを介する分子モーターと外膜の接着タンパク質間の周期的相互作用が必要で、それにはモーター構成成分の収縮活性とおそらくペプチドグリカンとの相互作用が関与しているようである。我々の結果は、細菌のすべり運動の分子モデルを提供する。

