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パターン形成:齧歯類の縞模様の発生機構
Nature 539, 7630 doi: 10.1038/nature20109
哺乳類の体色パターンは自然界に見られる最も識別しやすい特徴の1つであり、適応度に重大な影響を及ぼし得る。しかし、こうしたパターンの形成およびそれに続く進化の根底にある機構に関しては、ほとんど知られていない。今回我々は、ヨスジクサマウス(Rhabdomys pumilio)では、背部の周期的な縞模様が下層におけるメラノサイトの成熟度の違いに起因して、毛色の空間的変動が生じること示す。この過程は、転写因子ALX3によって調節されていることが明らかになった。胎仔の背部皮膚では、Alx3のパターン化された発現が色素の縞模様に先行して起こり、メラノサイト分化のマスター調節因子Mitfを直接抑制するように働いて明色の毛を生じる。さらに、Alx3の発現は、類似の背部パターンを独立に進化させたシマリスの明色縞でも上方制御されていた。今回の結果は、毛色の空間的変動を調節する、これまで報告されたことのない機構を明らかにしており、表現型の新奇性がどのように進化するのかに関する洞察をもたらす。

