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地球ダイナミクス:急激なプレート加速が形成する大陸のリフト縁辺
Nature 536, 7615 doi: 10.1038/nature18319
リフト縁辺は、大陸リソスフェアの持続的な伸張によって形成され、分裂が実現するまで続く。ひずみ速度に依存する過程がリフトの進化を支配していることはよく知られているが、地球の主要な非活動縁辺域の定量的な拡大史は最近になって得られるようになったばかりである。今回我々は、新しい地球テクトニクス解析手法を修正された全球プレートの復元に適用して、リフトの運動学的性質を全球的に調べた。その結果、リフト縁辺には、初期のゆっくりとしたリフト段階(最大でも年間10 mm以下)があり、プレート発散が突然増大して急速なリフト段階が生じることが見いだされた。大陸の分裂の前にプレートの加速が生じ、かなりの縁辺域がそれぞれの段階で形成される。我々は、一定力の境界条件を課した解析モデルと数値モデルを用いて、ゆっくりとした拡大から急速な拡大への急激な遷移を再現した。この拡大モデルは、二段階の速度挙動が、リフト固有の強度と速度のフィードバックによって生じており、そうした速度挙動を多様なリソスフェア配置とレオロジー的性質に対して確実に推測できることを示唆している。今回の結果は、近傍と末端の縁辺域の違いを説明し、大陸のリフト形成時の急激なプレート加速は、リフト強度の抵抗力の非線形減少によって制御されていることを立証している。この機構によって、これまで説明できなかったいくつかのプレートの絶対運動の急速な変化の説明が得られ、時系的なプレート駆動力の釣り合いについての新しい知見が得られる。

