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免疫学:好中球の老化はマイクロバイオームによって調節される

Nature 525, 7570 doi: 10.1038/nature15367

血中の多核好中球は、病原体に対する免疫防御を行う一方で、炎症性疾患においては組織傷害を促進する可能性を持つ。好中球は比較的均一な集団であると、一般的に考えられているが、その不均一性を示す証拠も報告され始めている。定常状態では、好中球の不均一性は、老化と骨髄から新たに放出される好中球の補充によって生じる可能性が考えられる。老化した好中球は、骨髄での好中球排除を可能にする受容体CXCR4を高発現し、IL-17/G-CSF経路を介する好中球産生のフィードバック抑制および造血幹細胞ニッチの周期的調節を行っている。この老化サブセットはまた、低レベルのLセレクチンを発現する。これまでの研究により、in vitroで老化させた好中球は、遊走障害と炎症誘導性の減弱を呈することが示唆されている。今回、我々はマウスにおけるin vivo老化解析を行い、好中球の炎症誘導活性が、循環している間の老化と正に相関することを示した。老化した好中球は、炎症状況下でαMβ2インテグリン活性化および好中球細胞外トラップ形成の増強を示す過度に活性化されたサブセットである。好中球の老化は、微生物相によって、Toll様受容体およびMyd88(myeloid differentiation factor 88)が媒介するシグナル伝達経路を介して誘導される。微生物相の除去は、循環する老化好中球の数を大幅に減少させ、また鎌状赤血球症モデルもしくは内毒素誘導性敗血症ショックモデルでの病態および炎症に関連する臓器損傷を著明に改善する。これらの結果は、病態を促進する好中球サブセットの調節における微生物相の役割を明らかにするものである。

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