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細胞生物学:ヒストンH4リシン16アセチルトランスフェラーゼhMOFはオートファジーの結果を調節する
Nature 500, 7463 doi: 10.1038/nature12313
オートファジーは進化的に保存された異化過程の1つで、複数の生理学的および病的過程に関わっている。オートファジーは本来的には細胞を保護するための過程だが、細胞死に関わることもある。従って、オートファジーの起こっている細胞で生あるいは死の決定を分けるものが何かを解明することは重要である。今回我々は、オートファジー誘導が、ヒストンアセチルトランスフェラーゼhMOF(別名KAT8あるいはMYST1)の発現低下を介するヒストンH4リシン16アセチル化(H4K16ac)の減少と密接に関係していることを報告し、このヒストン調節がオートファジーの結果を調節していることを明らかにする。全ゲノムレベルで、H4K16脱アセチル化はオートファジー関連遺伝子の発現低下と主に関連していることが分かった。オートファジー誘導時にH4K16acの発現低下を打ち消してやると、細胞死が促進される。我々の結果は、オートファジーの際に特定のヒストン翻訳後修飾に変化が起こると、オートファジー関連遺伝子の転写調節に影響が及び、調節性フィードバック回路が起動し、これがオートファジー誘導時の生あるいは死に向かう応答のどちらかを選ぶ重要な決定因子となることを確証している。

