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生化学:OTUD7BはTRAF3の脱ユビキチン化を介して非古典的NF-κBの活性化を制御する

Nature 494, 7437 doi: 10.1038/nature11831

非古典的NF-κB経路は、NF-κBシグナル伝達の主要経路の1つで、リンパ系器官の発生、Bリンパ球機能、細胞の増殖と生存などの重要な生物学的機能にかかわっている。非古典的NF-κB経路の活性化には、抑制タンパク質であるTRAF3(TNF receptor-associated factor 3)の分解がかかわっているが、このシグナル伝達事象の制御の仕組みはまだ解明されていない。今回我々は、脱ユビキチン化酵素OTUD7Bが非古典的NF-κB経路の重要な調節因子であることを突き止めた。マウスでのOTUD7B欠損は、古典的NF-κBの活性化には感知できるほどの影響を持たないが、非古典的NF-κBの過剰な活性化を引き起こす。OTUD7Bは、非古典的NF-κB刺激を受けると、TRAF3に結合してこれを脱ユビキチン化することでTRAF3のタンパク質分解を阻害し、非古典的NF-κBの異常な活性化を防止する。したがって、OTUD7B欠損は、抗原に対するB細胞の過剰応答、腸粘膜におけるリンパ濾胞の過形成や腸内病原性細菌のCitrobacter rodentiumに対する宿主防御能の上昇を引き起こす。以上の知見は、OTUD7Bがシグナル誘導性非古典的NF-κB活性化の重要な調節因子であることを確証しており、OTUD7BによるTRAF3の脱ユビキチン化と安定化がかかわる免疫調節機構の存在を示している。

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