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医学:がん細胞における薬剤感受性のゲノムマーカーの体系的同定

Nature 483, 7391 doi: 10.1038/nature11005

抗がん治療に対する臨床的反応は一部の患者にしか現れないことが多い。場合によっては、変異したがん遺伝子が標的薬剤に対する反応についての強力なバイオマーカーとなる。本研究では、がん治療剤に対する感受性あるいは抵抗性の新しいバイオマーカーを見つけ出すため、ヒトがんの組織型および遺伝的多様性の大部分に相当する数百のがん細胞培養株を、臨床研究中あるいは前臨床研究段階の130種の薬剤についてスクリーニングした。全体として、変異したがん遺伝子は現在使用可能な抗がん剤の大部分に対する細胞応答と相関していた。古典的ながん遺伝子依存性理論は付加的な組織特異的あるいは発現バイオマーカーによって修正され、いくつかの高頻度で変異する遺伝子は広範な治療薬に対する感受性と関連していた。複数の意外な関係が明らかになり、その1つとして、EWSEWSR1とも言う)-FLI1遺伝子の転座を有するユーイング肉腫細胞は、ポリ(ADP–リボース)ポリメラーゼ(PARP)抑制物質に対して著明な感受性を持つことがわかった。薬剤活性とがんゲノムの機能的な複雑性を相関させることによる、がん培養細胞株の体系的な薬理ゲノム学的プロファイリングは、合理的ながん治療戦略を導くための強力なバイオマーカー発見の基本的手法になる。

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