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細胞:ガレクチン8は損傷を受けた小胞をオートファジーの標的とし細菌侵入から細胞を保護する

Nature 482, 7385 doi: 10.1038/nature10744

オートファジーは、細菌の侵入から哺乳類の細胞質を保護している。病原体の効率的な取り込みは、積荷選択的なオートファジーアダプターを介して行われる。この取り込み過程はパターン認識受容体あるいは危険受容体(どちらもまだ同定されていない)に依存していて、通常はポリユビキチン鎖の付加により、侵入病原体をオートファジーされる積荷として標識付けする。今回我々は、ヒト細胞の細胞質に存在するレクチンであるガレクチン8(別名LGAL S8)が危険受容体であって、サルモネラの増殖を制限することを示す。ガレクチン8は、エンドソームとリソソームの完全性を監視し、サルモネラを含む液胞上に損傷によって露出した宿主多糖に結合することで、細菌侵入を検知する。ガレクチン8はNDP52(別名CALCOCO2)の動員により、抗細菌性オートファジーを活性化する。サルモネラ含有小胞へのガレクチン8に依存したNDP52動員は一過的で、これに続いてユビキチンに依存したNDP52動員が引き起こされる。ガレクチン8は、エンドソームあるいはリソソームに対する無菌的損傷に加えて、リステリアあるいは赤痢菌の侵入も検知するので、小胞を損傷する病原体に対する多用途的受容体として働いていると考えられる。我々の結果は、複合多糖を特異的に欠くという細胞質の性質に基づいて、危険受容体であるガレクチン8を細胞質に配置し、エンドソームやリソソームの完全性を監視することによって、細胞が感染と闘う仕組みを明らかにしている。

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