Letter 生理:Tbx18心外膜細胞に由来する心筋細胞系列 2008年7月3日 Nature 454, 7200 doi: 10.1038/nature06969 心臓前駆細胞の起源と役割を理解することは、先天性および後天性心疾患の病因解明に重要である。さらに、心筋前駆細胞を操作すれば、さまざまな心筋疾患で細胞に基づく修復法として使える可能性がある。本論文では、心外膜原基に由来するこれまで知られていなかった心筋細胞系列をマウスで同定したことを報告する。この前駆細胞は、T-ボックス転写因子Tbx18を発現し、心臓の外表面上に移動して心外膜を形成した後、心室中隔、並びに心房壁および心室壁にかなりの筋細胞を供給する。Tbx18を発現する心臓前駆細胞からは、心繊維芽細胞と冠動脈平滑筋細胞も形成される。Tbx18心外膜原基細胞(proepicardial cell)が多能性をもつことは、心臓の修復と再生にこの前駆細胞を用いる理論的基盤となる。 Full Text PDF 目次へ戻る