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細胞:DNA修復は老化に際して造血幹細胞数を制限する

Nature 447, 7145 doi: 10.1038/nature05875

成体幹細胞の枯渇につながるDNA損傷蓄積は、老化の主要機構の1つであると考えられている。今回我々は、ハイポモルフ(形質発現作用が不完全)なLig4Y288C変異をもつ特異なマウス系統を見いだしたことで、DNA二本鎖切断の非相同末端結合による修復におけるDNAリガーゼIVの極めて特異的な役割を使ってこの問題に取り組んだ。Lig4Y288Cマウスは、突然変異誘発スクリーニングプログラムによって見つかったもので、ヒトのLIG4症候群のマウスモデルであり、免疫不全および発育遅延が認められる。Lig4Y288C系統では、DNA二本鎖切断修復が減少することにより、加齢の間に造血幹細胞および骨髄細胞の数が次第に減少し、組織の培養や移植の際に幹細胞機能が著しく損なわれる。したがって、非相同末端結合不全に対する造血幹細胞の感受性は、長期にわたる生理的ストレスに抗して自己を維持したり、培養や移植に耐えたりする幹細胞の能力を左右する極めて重要な決定要素である。

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