Article 細胞:H/ACAボックスリボ核タンパク質粒子の結晶構造 2006年9月21日 Nature 443, 7109 doi: 10.1038/nature05151 H/ACA型リボ核タンパク質粒子(RNP)は、ガイドRNAによって修飾部位を特定するRNAプソイドウリジン合成酵素のファミリーを成している。これらは、真核生物のリボソームRNAのプロセシングにも関与しており、脊椎動物のテロメラーゼの成分でもある。今回我々は、古細菌の完全なH/ACA型RNP(Cbf5、Nop10、Gar1、L7aeというタンパク質と、単一ヘアピンのH/ACA型RNAから成る)の分解能2.3Åでの結晶構造を報告し、この複合体がモジュール型の構成をもつことを明らかにした。RNAの上部はL7ae、Nop10、Cbf5から形成される複合体表面に結合しており、RNAの下部およびACAという特徴的モチーフはCbf5のPUAドメインに結合している。これにより、中間のガイド配列が基質RNAとペアを作りやすい位置に来る。さらに、Gar1が基質の取り込みと放出を調節しているらしい。この構造からH/ACA型RNAの共通構造が合理的に説明され、各タンパク質の機能が示唆される。また、RNAにガイドされるプソイドウリジン化反応の機構とH/ACA型RNPの多様な細胞機能を理解するための枠組みが得られる。 Full Text PDF 目次へ戻る