Letter 細胞:光画像を使った単一細胞およびミクロン粒子の超並列操作 2005年7月21日 Nature 436, 7049 doi: 10.1038/nature03831 生物細胞やミクロンメートルスケールの粒子を操作する技術は、生物科学的またコロイド科学的な多くの応用で重要な役割を果たす。しかし、光ピンセット、界面動電力 (電気泳動、誘電泳動、進行波誘電泳動)、磁気ピンセット、音響トラップ、あるいは流体力学的な流れを利用した従来型の操作方法では、高い分解能と高いスループットを同時に得ることができない。光ピンセットでは、1個の粒子をトラップするときに高い分解能は得られるが、高精度に焦点を合わせる必要があるため、操作面積が限定される。一方、界面動電力やその他のメカニズムでは高いスループットが得られるが、細胞を1個づつ制御するのに必要なフレキシビリティや空間分解能が不足している。本論文では、光画像から発生させた誘電泳動によって、光伝導性表面に電場の高分解能パターンを形成して1個の粒子を操作する技術を示す。この技術は、光ピンセットの100,000分の1という光強度しか必要でない。インコヒーレント光源(発光ダイオード、あるいはハロゲンランプ)とディジタルマイクロミラー空間光変調器を使い、1.3×1.0 mm2の面積上で15,000個の粒子トラップの並列操作を実現した。光画像の直接制御を行えば、多数の操作機能を組合せた複雑な多重ステップの操作プロトコルが実現できる。 Full Text PDF 目次へ戻る