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細胞:SUMO修飾されたPCNAによるSrs2の動員がS期での組換えを防ぐ

Nature 436, 7049 doi: 10.1038/nature03665

損傷を受けたDNAが複製の前に修復されないと、複製フォークが停止してゲノムが不安定化する。しかし細胞は、異なる損傷部迂回法をとることがあり、その場合は損傷部位を越えて複製することができる。2つの主な迂回経路は増殖細胞核抗原(PCNA)のユビキチン修飾によって調節される。PCNAはDNAを取り囲むホモ三量体のタンパク質で、ポリメラーゼの伸長因子および複製に関係する制御因子として働く。DNAが損傷を受けると、PCNAの保存されている164番目のリジン残基は、モノユビキチンまたは63番目のリジン残基に結合したマルチユビキチン鎖によって修飾され、これによって損傷部位に誤りの多いまたは誤りのない複製迂回路を誘導する。S期では、外因性のDNA損傷がない場合でも、酵母のPCNAでは小さなユビキチン様修飾因子SUMO(small ubiquitin-related modifier)によって選択的に修飾を受けることがあるが、これが引き起こす結果についてはまだ一致した見解はない。本論文では、遺伝的解析の結果から、SUMO修飾されたPCNAが、Rad51核タンパク質フィラメントを阻害して組み換え修復を阻止するヘリカーゼSrs2と機能的に共働することを示す。さらに、Srs2はC末端側尾部に特異的な結合部位をもつために、SUMO修飾されたPCNAと優先的に直接相互作用する。今回の結果から、SUMO修飾されたPCNAが染色体を複製する際の不必要な組換えを防止するために、S期にSrs2を動員するというモデルが示唆される。

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