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医学:RETエンハンサーに広くみられる性依存性変異はヒルシュスプルング病のリスク因子となる

Nature 434, 7035 doi: 10.1038/nature03467

ヒトの遺伝病の発生に関係する一般的な変異を同定するのは現在でもかなり難しい。ヒルシュスプルング病(HSCR)は非メンデル遺伝する多因子疾患で、受容体チロシンキナーゼRETのコード配列にまれに生じる高浸透度の変異が、他の遺伝子の変異と相まってリスクを高める。我々は、家系を基盤にした関連性研究を行って病気にかかわる区間を同定し、これを比較ゲノミクス、機能ゲノミクス解析と組み合わせて、保存された機能要素の優先順位をつけ、そこから変異を探した。今回、RETのイントロン1中のエンハンサーに類似する、保存された非コード配列によくみられる変異が、HSCRの罹患率と有意に関係しており、まれに生じる他の対立遺伝子変異に比べてHSCRのリスクを20倍も高めることを明らかにする。この変異はin vitroでエンハンサー活性を著しく低下させ、浸透度が低く、男性と女性に異なる遺伝的効果を与える。HSCRの複雑な遺伝パターンのいくつかの特徴は、この変異で説明できる。このように、関連性研究で同定される一般的な低浸透度変異が、よく見られる病気にも珍しい病気にもかかわっている可能性がある。

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