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免疫:哺乳類細胞におけるFADD依存的自然免疫機構

Nature 432, 7015 doi: 10.1038/nature03124

脊椎動物の自然免疫は、ウイルスや細菌に対する防御の最前線の役割を果たす。ウイルス感染は強力な自然免疫応答を活性化するが、それはウイルス複製の間に産生される2本鎖(ds)RNAによって誘導される。本論文で我々は、デスドメイン含有タンパク質FADDを欠損する哺乳類細胞では、I型(α/β)インターフェロン産生などの細胞内dsRNA活性化遺伝子の発現に欠陥があり、そのためそうした細胞はウイルスに非常に感染しやすいことを報告する。FADDを組み込むシグナル伝達経路は、Toll様受容体3およびdsRNA依存性キナーゼPKRにはおおむね非依存的であるが、TBK-1 (Tank-binding kinase-1)を介した転写因子IRF-3の活性化のみならずRIP-1 (receptor-interacting protein 1)をも必要とするようである。哺乳類の宿主防御においてFADDが必要であることは、ショウジョウバエでの自然免疫シグナル伝達を想起させる。ショウジョウバエではFADD依存的経路が抗微生物遺伝子の転写を活性化することによって細菌感染に応答するのである。したがってこれらのデータは、保存された病原体認識経路が哺乳類細胞に存在することを示唆するものであり、このような経路はI型インターフェロンおよび宿主防御に重要な他の遺伝子の最適な誘導に不可欠と考えられる。

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