Letter 宇宙:孤立した渦巻銀河の光学的辺縁部を越えて広がる分子状水素 2004年11月18日 Nature 432, 7015 doi: 10.1038/nature03054 銀河の最外縁領域についての知識は、その領域から発する光の量が少ないため限られている。多くの場合、原子状水素(H I)が光学的半径を越えて大きく広がっていることが知られている。しかし、銀河中心では通常、分子状水素が圧倒的に多く、H2は外側領域にも豊富に存在するのかという疑問が生じている。本論文では、近傍銀河NGC 4414の光学的半径を越える領域で、H2の最も豊富なトレーサーである一酸化炭素(CO)からの放射を検出したことについて報告する。おそらくホスト分子雲は、H Iの柱密度が比較的高い領域で、渦巻密度波が存在しない場合に形成されたのであろう。回転準位のうち最低2準位からの輝線の相対強度では、H2の温度と密度の両方が、より中心に近い条件に比べてかなり低いことが示される。分子状水素の推測される表面密度は、内側領域から単調に減少し続ける。分子雲はこの銀河の外側領域で形成され得るとしても、それらの分子雲に関連する質量はほとんど存在しないと結論される。 Full Text PDF 目次へ戻る