Letter 材料:バルク多結晶の等方性非線形材料におけるランダム擬似位相整合 2004年11月18日 Nature 432, 7015 doi: 10.1038/nature03027 2つの光波が相互作用して第3の光波が発生する非線形材料の3波混合は、普通のレーザー源から新しい光周波数を発生する便利な方法である。しかし、その結果得られる光転換収率は一般によくない。これは3つの相互作用する波の相対位相が、材料中を伝搬する間に、連続的に変化することが原因である。この現象は位相不整合として知られているが、光分散(波の速度が周波数に依存する)から生じる結果であり、等方性非線形材料の光転換性能がよくない原因になる。本論文では、透明度が高い多結晶材料中でこの相対位相がランダムに運動することを利用すれば、これが等方性材料で効率良い位相整合を実現する有効な手段になることを示した。この「ランダム擬似位相整合」法の際立った特徴は、転換収率が試料厚へ線形に依存し、優先的な材料方位や特定の偏光選択則が必要ではないこと、そして多結晶粒に対して波長依存性の共鳴サイズが存在することである。 Full Text PDF 目次へ戻る