Research Press Release
顎の腫瘍に新たな治療法の可能性
Nature Genetics
2014年5月26日
顎に発生し、顎の骨を破壊する腫瘍であるエナメル上皮腫。良性の腫瘍でまれにしか見られないが、しばしば顔の変形がもたらされる。R Westたちは、この疾患ではSMO遺伝子とBRAF遺伝子に変異が見られることが多いことを見つけた。上顎の腫瘍にはSMO遺伝子の変異が見られ、下顎の腫瘍にはBRAF遺伝子の変異が見られる傾向があった。
また、Westたちは、FDA(米国食品医薬品局)承認薬が、ヒト細胞に含まれるSMO遺伝子とBRAF遺伝子の変異体を阻害することを示した。ただし、これらの医薬品がエナメル上皮腫の患者に役立つかどうかを見極めるには、さらなる試験が必要となる
doi:10.1038/ng.2986
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
注目のハイライト
-
古生物学:古代の巨大カンガルーは必要とあれば跳躍できたScientific Reports
-
考古学:インドネシアで発見された最古の岩絵Nature
-
遺伝学:妊娠喪失に関連する染色体異常の遺伝子多様Nature
-
進化:アファール地方の絶滅したホミニンNature
-
環境:地球規模の大気中マイクロプラスチック排出量の調査Nature
-
ロボット工学:便利な手を持つロボットは這い回り、物を拾い上げることができるNature Communications
