Research Press Release
熱波が将来の健康に及ぼす影響の分布
Nature Geoscience
2010年5月17日
ヨーロッパ南部の河川流域と地中海沿岸の住民は、将来予想されるヨーロッパの熱波によりもっとも厳しい影響を受けると Nature Geoscience(電子版)に発表される研究が示している。生命の危険をもたらす熱波の発生頻度は、もっとも人口密度が高い都市中心部を含むこれらの場所では最速かつ最強となると予想されている。
E FischerとC Schaerは、一連のヨーロッパ地域気候予測を解析し、人間の健康に大きな影響をもたらす熱波が発生する可能性について、熱波の継続期間、夜間の温度と湿度の最小値など既知の要因に基づいて評価した。解析の結果は、2100年までの熱波の影響予測が驚くほど首尾一貫した地理的分布を持つことを明らかにしており、局所的な地形と地中海に近いことが重要な影響をもたらしていることを示唆している
doi:10.1038/ngeo866
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
注目のハイライト
-
動物学:マッコウクジラの出産を「深掘り」するScientific Reports
-
生物学:微小重力は卵子の受精と初期胚発生を阻害するCommunications Biology
-
古生物学:遺伝学が明らかにしたヨーロッパにおける最古の犬の歴史Nature
-
経済学:気候変動のコストNature
-
気候:中程度の温暖化でも極端な地球規模の気候変動が起こるかもしれないNature
-
工学:乾燥地域における炭素貯留の新たな解決策Nature
