Research Press Release
ハイチの地図にない断層の破壊
Nature Geoscience
2010年10月25日
レオガンの街に近いところを通る、いまだ記載されていない断層が、2010年1月にハイチに大被害を与えた地震に関係するとの報告が寄せられている。この断層の動きが地表を盛り上がらせたが、破壊は起こさなかった。
E Calaisらは、GPSとレーダー干渉計で得られた地面の動きのデータを解析した。観測された動きのパターンから、彼らはこれまでに知られていない断層が2010年1月12日の地震の際に活動したと結論している。
Calaisらは、その地域の地震活動を考えれば、ハイチ地震は全く予想されずに起きたわけではないと結論している。しかしながら、不確定さは残っているものの、地震の詳細なメカニズムは、この地域の断層系についてのこれまでの考えに再考を迫ることになるだろう。
doi:10.1038/ngeo992
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
注目のハイライト
-
動物学:マッコウクジラの出産を「深掘り」するScientific Reports
-
生物学:微小重力は卵子の受精と初期胚発生を阻害するCommunications Biology
-
古生物学:遺伝学が明らかにしたヨーロッパにおける最古の犬の歴史Nature
-
経済学:気候変動のコストNature
-
気候:中程度の温暖化でも極端な地球規模の気候変動が起こるかもしれないNature
-
工学:乾燥地域における炭素貯留の新たな解決策Nature
