Research Press Release

組織工学 — ナノテクをどう使うか

Nature Nanotechnology

2010年12月13日

臓器移植用の複雑な機能性組織を再生する際、細胞外基質のナノコンポジット性が過小評価されてきたのかもしれない、とNature NanotechnologyのReviewで指摘がなされている。 最近になるまで、組織構築法では、材料中心部への物質移動を改善することや、適切な機械的特性をもつ生体適合性・生分解性足場材料を設計することに重点が置かれてきた。これらは重要な要素であるが、R Langerらは、そのような方法では、細胞環境や、細胞の重要機能を調節する天然の細胞外基質の細部を再現できないことを示唆している。 Langerらは、いろいろな種類の組織の設計を検討し、どのように既存のナノテクノロジーを利用すれば、細胞外基質の重要なナノスケール部分を再生して、組織形成を促し、これらの人工基質へのナノ構造体の影響を強めることができるかについて説明している。

doi:10.1038/nnano.2010.246

「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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