Research Press Release
メラノーマの発症リスクに関連する多型
Nature Genetics
2011年10月10日
2つの研究によって、合計4つのメラノーマ感受性座位が新たに同定された。それぞれの結果を報告する論文が、Nature Genetics(電子版)に掲載される。 メラノーマ(黒色腫)は、メラノサイト(メラニン色素を産生する細胞)から発生する皮膚がんの一種だ。世界では、毎年、約16万件の新たな症例が報告され、4万8000人がメラノーマで命を落としている。 D Bishopの研究グループとS Macgregorの研究グループは、それぞれ独立してゲノムワイド関連解析を行い、メラノーマ感受性に関連する4つの遺伝的領域を同定した。Bishopたちは、数千人のメラノーマ患者のゲノムを解析し、発症リスクに関連する3つの遺伝的座位を2番、11番、21番染色体上に同定した。一方、Macgregorたちは、数千人のメラノーマ患者の全ゲノム関連解析を実施し、メラノーマのリスク座位を1番染色体上に同定した。
doi:10.1038/ng.959
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
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