Research Press Release
川の切断による極端な堆積作用
Nature Geoscience
2011年9月12日
米国ウォバッシュ川の曲がりくねった湾曲部を断ち切る2つの流路の浸食は、大量の堆積物を間欠的に放出したとの報告が寄せられている。堆積物は直下の下流で堆積し、船の航行を回復するために浚渫を必要としている。
J Zingerらは、航空写真とGPS地図、流路の川底の地形推定図を用いて、2008年と2009年に起きた2つの切断水流事件により放出された堆積物の量を決定した。これらの事件により、川の湾曲部の細いところを横切って小さな流路が形成され、より直接的に川が流れることとなった。Zingerらは、放出された堆積物の量は、川の流路を横方向に動くことで放出された量よりもはるかに大きいことを見いだした。
doi:10.1038/ngeo1260
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
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