Research Press Release

北大西洋下に埋まった古代の地形

Nature Geoscience

2011年7月11日

アイスランド下のマントル・プリューム内で上昇する高温のマントル物質の脈動は、北大西洋の海底の隆起を生じさせているとの報告が寄せられている。海底は約5600万年前に一時的に海面上まで隆起し、海面下に再び沈降するまで河川が浸食して流路を形成することとなった。

R Hartleyらは地震データを用いて、オークニー・シェットランド諸島の西側に位置し、2キロメートルの堆積岩の下に完全に埋もれている古代の地形を画像化した。再現した地形における個々の河川に沿った地形断面図のモデル化は、表面が一連の不連続的な段階を経て持ち上げられたことを示しており、おそらくその下のプリューム内で上昇するマントル物質の温度が一時的に上がったためと考えられる。

News &Viewsの記事でP Allenは次のように述べている。「Hartleyらは、アイスランドのマントル・プリューム内の高温物質が脈動的に上昇し横に広がることと、北大西洋の海底隆起パターンとの間に、興味深い関連性があることを実証して見せている」。

doi:10.1038/ngeo1191

「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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