Research Press Release
自分を食べて炎症を制御
Nature Immunology
2010年12月13日
オートファゴサイトーシス(オートファジー)とは細胞の自食作用のことで、損傷を受けたミトコンドリアを除去して過剰な炎症を防ぐため、バランスのとれた免疫応答の維持にはこれが不可欠らしい。
オートファジーは、細胞が自己の小器官(ミトコンドリアなど)を取り込んで分解する重要な生理過程である。細胞のエネルギー製造工場であるミトコンドリアは、他の細胞成分が核内の遺伝子にコードされているのとは違って、独自のDNAをもっている。
A Choiたちは、感染の際などに生じる損傷ミトコンドリアからはDNAが放出され、これが炎症性分子のIL-1とIL-18の分泌の引き金となることを発見した。このような損傷ミトコンドリアを炎症応答の引き金を引く前に分解するには、オートファジーがなくてはならないことが明らかになった。
doi:10.1038/ni.1980
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
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