目次

Editorials

米国は、制定から25年も経つ遺伝子組み換え作物規制法を見直す時を迎えている。

p.265

doi: 10.1038/475265b

パキスタンの公衆衛生問題の主因は医療制度や公共サービスの不備であり、CIAによるビンラディン捜索目的の「偽装予防接種」の影響は小さい。

p.265

doi: 10.1038/475265a

非営利団体による生物医学分野のベンチャー投資は、特許を治療法へと結びつけるのに有効な方法だ。

With strings p.266

doi: 10.1038/475266a

News

活性化されたGタンパク質共役型受容体の結晶構造が、ついに明らかに。

Cell signalling caught in the act p.273

doi: 10.1038/475273a

25年前に制定された米国の遺伝子組み換え作物規制法では、最新の遺伝子組み換え技術に対処できない事態に。

p.274

doi: 10.1038/475274a

非営利団体も、製薬ベンチャー投資によって企業収益や知的所有権から収入を。

p.275

doi: 10.1038/475275a

NASAの2つの宇宙望遠鏡計画、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡と広域赤外線望遠鏡が、厳しい予算削減の憂き目に。

p.276

doi: 10.1038/475276a

半導体チップを利用するイオン感知法により、迅速で安価なDNAシーケンシングが可能に。

Chip chips away at the cost of a genome p.278

doi: 10.1038/475278a

遺伝的に多様なマウス系統を作製する国際協力プロジェクトにより、病気の原因遺伝子の発見に期待が。

p.279

doi: 10.1038/475279a

News Features

物理学:いまだに一喜一憂

High-temperature superconductivity at 25: Still in suspense p.280

高温超伝導の発見から25年が経ったが、その機構をめぐってはいまだに激しい議論が続いている。

doi: 10.1038/475280a

ドーピング:規制とのいたちごっこ

Sports doping: Racing just to keep up p.283

ますます巧妙化するドーピングの新しい監視方法「生体パスポート」は、不正行為からスポーツを守れるのだろうか。

doi: 10.1038/475283a

News & Views

量子物理学:1個のプロトンのスピンフリップ

p.298

自由空間内にある捕捉された1個のプロトンのスピンフリップが初めて観測された。これは核磁気モーメントを使った物質–反物質対称性テストの感度を100万倍にでき、大幅な改良へと進む重要な一歩と言える。

doi: 10.1038/475298a

神経科学:脳での刷り込み

p.299

両親から受け継いだ遺伝子の片方だけが一生を通じて発現している場合には、その遺伝子は遺伝的刷り込みを受けている、つまりインプリンティングされていると見なされる。しかし、インプリンティングされている遺伝子であるDlk1は、出生後の神経発達時にはこの規則に従っていないことがわかった。

doi: 10.1038/475299a

地震:東北地方太平洋沖地震の教訓

The lessons of Tohoku-Oki p.300

3月11日に日本の東北地域を地震が襲う前、地震の間、およびその後の地表の変形は、非常に貴重なデータセットに記録されている。しかし、地震および津波による大災害を評価するモデルは、まだ十分なものではない。

doi: 10.1038/nature10265

微生物学:上っ面をつつくだけの分子注射器

p.301

細菌の「分子注射器」で最近発見されたものは、競合する細菌間の争いに際して相手の細胞の外膜だけを貫通してタンパク質を注入することが、新しい研究で明らかになった。

doi: 10.1038/475301a

宇宙素粒子物理学:メッセンジャーがたくさんいる話

p.303

IceCube望遠鏡は、宇宙で起こるγ線バーストからの非常に捕まりにくいニュートリノを探索するための超高感度の検出器である。意外なことに、収穫が得られなかった観測によって、基盤となる理論の再考が促されることになった。

doi: 10.1038/475303a

分子プログラミング:DNAと脳

p.304

分子を構成要素として人工的なニューラルネットワークを作れるという考え方は以前からあったが、こうした系の作製はとても難しかった。今回、DNAで作られた4つの人工ニューロンからなるネットワークが作り出された。

doi: 10.1038/475304a

構造生物学:生物の電気シグナル発生を調べる

p.305

細胞膜にあるナトリウムチャネルは、生体での筋収縮やホルモン分泌のような過程につながる電気的事象の開始に重要な役割を持っている。その1つの結晶構造から、このチャネルがどのようにして動作しているのか、その仕組みが明らかになった。

doi: 10.1038/475305a

Articles

細胞:溶菌エフェクターを標的細胞に送り込むVI型分泌系

Type VI secretion delivers bacteriolytic effectors to target cells p.343

doi: 10.1038/nature10244

遺伝学:非光学的なゲノム塩基配列解読を可能にする半導体集積デバイス

An integrated semiconductor device enabling non-optical genome sequencing p.348

doi: 10.1038/nature10242

構造生物学:電位作動性ナトリウムチャネルの結晶構造

The crystal structure of a voltage-gated sodium channel p.353

doi: 10.1038/nature10238

Letters

物理:微小機械運動の量子基底状態へのサイドバンド冷却

Sideband cooling of micromechanical motion to the quantum ground state p.359

doi: 10.1038/nature10261

材料:単結晶薄膜のインクジェット印刷

Inkjet printing of single-crystal films p.364

doi: 10.1038/nature10313

工学:DNA鎖置換カスケードによるニューラルネットワーク計算

Neural network computation with DNA strand displacement cascades p.368

doi: 10.1038/nature10262

地球:2011年に起こったマグニチュード9の東北地方太平洋沖地震の地震時および地震後のすべり

Coseismic and postseismic slip of the 2011 magnitude-9 Tohoku-Oki earthquake p.373

doi: 10.1038/nature10227

神経:扁桃体から側坐核への興奮伝達が報酬探索を促進する

Excitatory transmission from the amygdala to nucleus accumbens facilitates reward seeking p.377

doi: 10.1038/nature10194

発生:幹細胞とニッチアストロサイトにおけるDlk1インプリンティングの出生後の消失が神経新生を調節する

Postnatal loss of Dlk1 imprinting in stem cells and niche astrocytes regulates neurogenesis p.381

doi: 10.1038/nature10229

細胞:マウス繊維芽細胞からの機能的肝細胞様細胞の特定の因子による誘導

Induction of functional hepatocyte-like cells from mouse fibroblasts by defined factors p.386

doi: 10.1038/nature10116

細胞:特定因子によるマウス繊維芽細胞の肝細胞様細胞への直接転換

Direct conversion of mouse fibroblasts to hepatocyte-like cells by defined factors p.390

doi: 10.1038/nature10263

細胞:タンパク質のターゲッティングと分解は、誤った場所に局在するタンパク質の除去と共役している

Protein targeting and degradation are coupled for elimination of mislocalized proteins p.394

doi: 10.1038/nature10181

植物:ELF4–ELF3–LUX複合体は概日時計と胚軸成長の日周制御とを結びつけている

The ELF4–ELF3–LUX complex links the circadian clock to diurnal control of hypocotyl growth p.398

doi: 10.1038/nature10182

構造生物学:基質であるTBPと複合体を形成したSwi2/Snf2リモデリング因子Mot1の構造と機構

Structure and mechanism of the Swi2/Snf2 remodeller Mot1 in complex with its substrate TBP p.403

doi: 10.1038/nature10215

生化学:U2AFによるmRNA前駆体スプライシングの調節の基盤となっているのは複数のドメインのコンホメーション選択である

Multi-domain conformational selection underlies pre-mRNA splicing regulation by U2AF p.408

doi: 10.1038/nature10171

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