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発生:幹細胞とニッチアストロサイトにおけるDlk1インプリンティングの出生後の消失が神経新生を調節する

Nature 475, 7356 doi: 10.1038/nature10229

非典型的なNOTCHリガンドdelta-like homologue 1の遺伝子Dlk1は、膜結合型と分泌型のアイソフォームをコードしており、これらのアイソフォームは、in vitroin vivoのいくつかの発生過程において機能する。Dlk1はインプリンティング遺伝子クラスターの1つであり、父性遺伝した染色体から発現する。本研究では、Dlk1を欠失したマウスには、脳室下帯での出生後の神経新生に異常があり、発生が連続的に進んだ結果、嗅球での成熟ニューロンの欠失が生じることを示す。DLK1はニッチアストロサイトにより分泌されるが、その膜結合型アイソフォームは神経幹細胞(NSC)に存在し、自己複製の際の分泌型DLK1の誘導作用に必要とされることを示す。特に、Dlk1は父母由来の染色体の両方から発現する必要があることがわかった。NSCとニッチアストロサイトの両方でのDlk1インプリンティングの選択的欠如は、生殖系列由来のインプリンティング制御領域に出生後にDNAメチル化が生じることと関連する。以上の結果は、微小環境でのNSCとニッチアストロサイトの間の分子的関連性を強調するものであり、両タイプの細胞で協調的に機能する単一の遺伝子によってコードされるシグナル伝達システムを明らかにしている。幹細胞環境でのゲノムインプリンティングの調節は、ニッチの樹立と維持に新たなレベルのエピジェネティック調節を付け加え、特定の発生状況におけるインプリンティングの環境適応性、機能、および進化についてより広範な疑問を提示する。

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