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生物地球化学:酸素生産に関する真相

Biogeochemistry: A lowdown on oxygen p.127

「古リン酸塩測定学」なる学問領域は、はやりそうにもないが、その研究手法によって地球の歴史に関する重大論点の1つに関して、部分的ではあるが、一応信頼できる答えが得られた。

doi: 10.1038/417127a

細胞骨格:巻きを決めるのは微小管

Cytoskeleton: Microtubules do the twist p.128

進化の過程で植物が多様化していくのにつれて、光の激しい奪い合いが行われたと考えられる。巻き付いてよじ登る性質が有利なものとなったのはそのためである。つる(蔓)植物でみられる茎のねじれは、細胞内の管状繊維の網の目構造によって作り出されている。

doi: 10.1038/417128a

地質学:大昔の足跡

Geology: A foot in the past p.129

カナダで採取された砂岩から見つかった足跡の化石を分析したところ、動物が最初に地上を歩いたのは、これまで考えられていたよりも約4000万年も前のことである可能性が生まれた。

doi: 10.1038/417129a

生理学:べき乗則の落とし穴

Physiology: The pitfalls of power laws p.131

動物の代謝速度と体の大きさの関係という難問は相変わらず生物学者の悩みの種となっている。休止中と運動中の代謝速度の差を取り込んだ解答は、可能性がありそうで検討に値する。

doi: 10.1038/417131a

応用物理学:テラヘルツ領域の開拓が進む

Applied physics: Bridge for the terahertz gap p.132

今回発表されたテラヘルツ帯電磁波発生装置は、極めて巧妙な半導体工学に基づくもので、広範な用途に利用できるかもしれない。

doi: 10.1038/417132b

古生態学:気象記録と花粉分析

Palaeoecology: Climate records spruced up p.133

花粉分析は過去の気象状況を再構成する助けとなる重要な分析法の1つである。この種の研究からは地域的な規模だけでなく、局地的規模の情報も得られることがあり、メイン州で見つかるトウヒ花粉の化石に関する知見はそのことを明らかに示している。

doi: 10.1038/417133a

細胞生物学:ゲノムの形状に関わるタンパク質

Cell biology: Keeping the genome in shape p.135

染色体がよく知られている形を取るのは分離の直前だけで、細胞分裂サイクル中の限られた一時期に過ぎない。しかし、染色体の形状保持に関わるタンパク質はそれより前から働き始めるようだ。

doi: 10.1038/417135a

Article

遺伝:モデル放線菌であるStreptomyces coelicolor A3(2)の全ゲノム塩基配列

Complete genome sequence of the model actinomycete Streptomyces coelicolor A3(2) p.141

doi: 10.1038/417141a

Letters

宇宙:原始惑星系円盤における硫化鉄微粒子の確認

Identification of iron sulphide grains in protoplanetary disks p.148

doi: 10.1038/417148a

Formation and propagation of matter-wave soliton trains p.150

doi: 10.1038/nature747

物性:テラヘルツ半導体ヘテロ構造レーザー

Terahertz semiconductor-heterostructure laser p.156

doi: 10.1038/417156a

地球:約19億年前より以前の海の生産力は酸化鉄類へのリンの吸着によって制限されていた

Ocean productivity before about 1.9 Gyr ago limited by phosphorus adsorption onto iron oxides p.159

doi: 10.1038/417159a

進化:初期クジラ類における水中行動の進化を示す内耳前庭の証拠

Vestibular evidence for the evolution of aquatic behaviour in early cetaceans p.163

doi: 10.1038/417163a

生理:体重が代謝に及ぼす影響の統一原理となる相対成長カスケード則

Allometric cascade as a unifying principle of body mass effects on metabolism p.166

doi: 10.1038/417166a

生態:宿主植物は森林に生息するチョウ類の幼虫の寄生に影響を与える

Host plants influence parasitism of forest caterpillars p.170

doi: 10.1038/417170a

視覚:目の光学的不完全さは波長差による像ぼけへの対策か

Imperfect optics may be the eye's defence against chromatic blur p.174

doi: 10.1038/417174a

免疫:樹状細胞成熟の際に見られるユビキチン結合タンパク質の一過的な凝集

Transient aggregation of ubiquitinated proteins during dendritic cell maturation p.177

doi: 10.1038/417177a

細胞:アポトーシス細胞を貪食細胞に繋ぐ因子の同定

Identification of a factor that links apoptotic cells to phagocytes p.182

doi: 10.1038/417182a

細胞:COPIとArf1の生体内での動態とゴルジ膜輸送における役割の解析

Dissection of COPI and Arf1 dynamics in vivo and role in Golgi membrane transport p.187

doi: 10.1038/417187a

細胞:シロイヌナズナにおける左巻きらせん成長の基盤となる微小管

Microtubule basis for left-handed helical growth in Arabidopsis p.193

doi: 10.1038/417193a

細胞:Cnd2は分裂期の染色体凝縮と間期とに2つの役割をもつ

Cnd2 has dual roles in mitotic condensation and interphase p.197

doi: 10.1038/417197a

生理:バクテリオフィトクロムは酸素非発生型光合成細菌の光化学系合成を制御する

Bacteriophytochrome controls photosystem synthesis in anoxygenic bacteria p.202

doi: 10.1038/417202a

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