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細胞:Cnd2は分裂期の染色体凝縮と間期とに2つの役割をもつ

Nature 417, 6885 doi: 10.1038/417197a

染色体凝縮には、5個のサブユニットからなるコンデンシンが必要である。サブユニットのうち2つは染色体構造維持(SMC)タンパク質で、球状の末端ドメインをもつコイルドコイル構造をとり、ATPやDNAと結合する。残る3つのサブユニットは非SMCタンパク質で、凝縮に不可欠だが、その役割は明らかにされていない。ここでは、ショウジョウバエのBarrenや出芽酵母のBrn1タンパク質によく似た分裂酵母の非SMCサブユニットCnd2が、間期にも分裂期の染色体凝縮にも必要なことを報告する。cnd2-1変異体では、紫外線によるDNA損傷が修復されず、ヒドロキシ尿素による細胞周期の停止から回復しない。cnd2-1変異体細胞や他のコンデンシンサブユニット遺伝子を破壊した細胞では、間期における決定的な異常として、ヒドロキシ尿素存在下でCds1(チェックポイントキナーゼ)の活性化が起こらない。cnd2-1変異体では、ヒドロキシ尿素が存在しない時に染色体凝縮の異常が起こるよりも前にG2チェックポイントによる細胞周期進行の遅れが生じた。この遅れはCds1とATM様Rad3に依存するが、Chk1には依存しない。またcnd2-1は、塩基除去修復酵素、RecQヘリカーゼ、DNA複製酵素の変異と合成致死性を示した。非SMCサブユニットはヘテロ五量体であるホロ複合体中で球状のSMCドメインと結合しているが、ここで述べたような間期における異常と分裂期の異常は、非SMCサブユニットの機構的役割を考察する手がかりになる。

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