注目の論文
熱を帯びるトウガラシ属のゲノム塩基配列解読
Nature Genetics
2014年1月20日
Adding some heat to the pepper genome
トウガラシ(Capsicum annuum)のゲノム概要塩基配列について報告する論文が掲載される。トウガラシは、世界で最も広範に栽培されている香辛料作物の1つで、栄養価が高いことで知られている。今回、塩基配列解読が行われたトウガラシは、メキシコの在来種で、植物病原体に対する抵抗性の高いことが明らかになっており、研究や育種で広く用いられている。
今回、Doil Choiたちは、トウガラシの全ゲノム塩基配列解読、そして、トウガラシ属の栽培種2種と野生のシネンセ種(Capsicum chinense)のリシーケンシングについて報告している。今回の研究では、トウガラシのゲノムが近縁種のトマトの約4倍の大きさであることが判明した。また、Choiたちは、トウガラシの辛味、成熟過程と病害抵抗性の根底にあると考えられる遺伝的影響も明らかにした。
doi: 10.1038/ng.2877
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