注目の論文
核酸がサルをエボラウイルスから守る
Nature Medicine
2010年8月23日
Nucleic acids protect monkeys against the Ebola virus
遺伝子発現の調節に使われることの多い(モルホリノオリゴマーとよばれる)核酸誘導体が、霊長類をエボラウイルスの致死作用から守るとの報告が寄せられている。ヒトでの検証はまだだが、ヒトの治療にも有効な可能性がある。
高病原性のエボラウイルスや類縁のマールブルグウイルスは、ウイルス性出血熱の原因となるが、ワクチンも治療法も存在しない。
S Bavariたちは、ウイルス遺伝子に対するモルホリノオリゴマーをアカゲザルに注射すると、エボラウイルスやマールブルグウイルスに感染しても死なないことを明らかにした。重要なのは、ウイルスに曝露してから1時間後にモルホリノオリゴマーを投与しても防御効果があったことで、緊急事態の場合にもこの方法が有望な治療法になることが注目される。
doi: 10.1038/nm.2202
注目の論文
-
10月1日
生態学:蝶の翅の模様が捕食者を惑わせるNature
-
9月30日
古生物学:中国で発見された新しい羽毛恐竜Nature Communications
-
9月29日
生態学:海面上昇が外来海洋生物の拡散を助長するNature Ecology & Evolution
-
9月24日
神経科学:詳細な脳地図で、発達、加齢、機能低下、疾患を探るNature
-
9月24日
社会科学:経済的虐待の兆候を明らかにするNature
-
9月23日
進化:RNAワールドの時期を絞り込むNature Communications
