注目の論文
不整脈に関連する多型
Nature Genetics
2010年2月22日
Variants associated with irregular heartbeat
特定のタイプの心房細動に対する高いリスクに関連する遺伝的多型が同定された。
心房細動は、心不整脈の中で最も多くみられるタイプのもので、欧米での患者数は、約700万人に上る。典型的な心房細動の危険因子は、加齢、男性、肥満、高血圧、心不全である。ところが、心房細動症例のごく一部を占めるに過ぎない孤立性心房細動の場合には、明確な誘発因子が見られず、その一方、より低い年齢層で発症している。
P Ellinorらは、発症年齢が66歳未満で、心不全の病歴のない孤立性心房細動患者1,335人のゲノムを解析した。その結果、染色体1q21上のKCNN3遺伝子における多型と孤立性心房細動との遺伝的関連が判明した。
doi: 10.1038/ng.537
注目の論文
-
3月29日
遺伝学:ブチハイエナの遺伝的特徴に社会的地位が反映されていたCommunications Biology
-
3月28日
加齢:老齢マウスに「若々しい」免疫系を取り戻させるNature
-
3月28日
生態学:温暖化と乾燥によってハチ類の多様性が脅かされているNature
-
3月27日
機械学習:ベルギービールの風味を高めるNature Communications
-
3月27日
生物学:妊娠中の母マウスの食餌が仔の顔の特徴に影響するかもしれないNature Communications
-
3月26日
神経科学:消毒剤などに含まれる化学物質が脳の支持細胞に害を及ぼすNature Neuroscience