注目の論文
代謝物濃度に関連する多型
Nature Genetics
2009年12月28日
Variants associated with metabolite levels
ヒト血清中の代謝物濃度に関連する遺伝的多型が複数同定されたことを報告する論文が、Nature Genetics(電子版)に掲載される。
生物学的に重要なアミノ酸、糖、脂質などの代謝物の血清中濃度は、体内での生物活性を反映する特異的な測定値であり、臨床的に有用な情報となることが多い。こうした代謝プロファイルは、解析対象の細胞や組織の生理学的スナップショットとなる。
ドイツ環境保健研究センター(ノイヘルベルク)のK Suhreらは、2,000人以上を対象として163種の代謝物の血清中濃度を調べた。次いで、これらの人々についてゲノム解析を行い、代謝にかかわる別々の測定値に関連する9つの遺伝的部位を同定した。そのうちの8つの領域では、遺伝的多型が、関連する代謝物の産生に相関する機能をもつ遺伝子の内部あるいはその近くに位置している。
以上の結果は、ヒト代謝を調節する高頻度の遺伝的多型を解明する手がかりとなる。
doi: 10.1038/ng.507
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