注目の論文
ゴリラからヒトへ:新しい免疫不全ウイルスが見つかった
Nature Medicine
2009年8月3日
From gorilla to human: a new immunodeficiency virus found
ゴリラ由来の新しいヒト免疫不全ウイルス(HIV)の同定の報告が寄せられている。
J-C Plantierは、カメルーンの患者1人から新種のHIVを発見した。この新しいウイルスはゴリラに感染する既知のサル免疫不全ウイルス(SIV)に非常によく似ている。このゴリラ株は、ほかのHIV株やチンパンジーのSIVとの組み換えを起こした証拠は認められない。この新型HIVのヒト罹患率は、まだ判明していない。
今回の発見は、チンパンジーだけでなく、ゴリラもHIVの起源になる可能性を示している。この新しいHIV系統の発見によって、新しい変種のHIVの出現に対する監視の強化、特にHIVの既存系統の発祥地であるアフリカ中西部での強化の必要性が浮き彫りになった。
doi: 10.1038/nm.2016
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